1950年にデッゲンドルフで生まれたゴーニッヒ教授は、コメニウス高校を卒業しま した。レーゲンスブルクとヴュルツブルクで法律と政治学を学び、ニュルンベルク 地方裁判所にて司法修習を行った後、第2回国家試験(司法修習生考試)に合格後 、1984年にディーター・ブルメンヴィッツ・ヴュルツブルク大学法学部教授の下で 博士号を取得しました(法学博士)。1986年に公法、国際法、外国公法で Habilitation(教授資格)を取得しました。マインツ、バイロイト、ゲッティンゲンの 各大学で教員として勤務した後、1989年にゲオルクアウグスト大学(ゲッティンゲ ン)教授に任命されました。同大学にて、国際法研究所の所長および法学部長 (1994年/95年)を務めました。 1995年4月、フィリップス大学(マールブルク) に移籍し、2016年に定年を迎えるまで、公法、国際法、EU法担当の教授として勤務 すると同時に、公法研究所所長を務めました。 2006年10月から2012年9月末まで、 ゴーニッヒ教授は、法学部の学部長に6回選出されました。教授は、フィリップス大 学(マールブルク)の金融サービス法研究センターのスポークスマン、中規模企業 研究センターの共同設立者兼スポークスマン、学際的作業グループヨーロッパのス ポークスマンおよびその他多数の委員会のメンバーを務めました。また、2004年6月 15日まで、ヘッセン行政裁判所(在カッセル)の裁判官を務めた後、 2009年より、 ヘッセン州憲法裁判所の副裁判官を務めています。
2003年3月13日、ペーチ大学(ハンガリー)法学部、さらに、 2009年3月20日、ルシ アン・ブラガ大学法学部(シビウ、ルーマニア)からそれぞれ名誉博士号を授与さ れました。 ゴーニッヒ教授は、ルシアン・ブラガ大学(シビウ、ルーマニア)、ハ ルビン工科大学、武漢大学、南京財経大学、河海大学(中華人民共和国)、および 国立高雄科技大学(台湾)の客員教授です。
2000年から2003年まで、ゴーニッヒ教授はゲッティンArbeitskreisのドイツ研究所の ディレクターを務めました。 2009年9月1日から、グダニスク自然科学協会の会長を 務めています。マールブルク法律家協会の創設者であり、2018年末に引退するまで 会長を務めました。また、アラブ諸国との学術協力のためのマールブルク協会の共 同創設者兼副理事、南京財経大学(中華人民共和国)のEU中国比較法研究所の共同 設立者および理事を務めました。さらに、ハルビン工科大学(中華人民共和国)で 、ドイツ法研究所の副所長を務めました。タンザニアのイリンガにある人権とグッ ドガバナンスセンターの創設者兼共同理事でもあります。現在、マールブルク学者 協会とドイツ・ベラルーシ法律家協会の役員を務めています。 2005年から2008年ま で、ドイツの大手金融サービス会社(在デュッセルドルフ)の監査役を務めました 。
ゴーニッヒ教授の教授担当科目は、憲法、行政法の全国家試験科目、国際法、EU法、一般 国家学(Staatslehre)です。教授は、憲法、行政法、国際法およびEU法に関し、10か国語で 600を超える著作を出版しています。教授の研究の主な重点は国際法であり、講演内容は 多岐に及びます。
ゴーニッヒ教授は薬剤師のDoris Gornigと結婚しており、2人の子供(Christopher(1987年生まれ)とCarolin(1990年生まれ))がいます。 ゴーニッヒ教授は2016年春、教授職を退職しました。
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